カウンセリング・ルームの余計な解説になってない解説
・キッド(本名:木戸一美(15))は昔の時代の住人。
キッドが破壊によって自己証明したがるのは、
裏返せばまだ崩壊していない世界に住んでいるから。
・毛玉やサラリーマン達が住んでいるのは
既にクジラが暴れまわってすでに「崩壊後」の世界。
あまりにもクジラが溢れすぎてクジラになって記憶に残ることもない時代。
もう地盤が揺れているから揺るがすこともできない。
キッドと違って壊したいものも反抗する相手もいない。
不自由でもないしお金で買えるものは手に入る。
・だからこそ、限界が見える。虚無が襲ってくる。
・なにもかもあるからこそ逆になにもない。
・破壊衝動も願望も自己に向かっていく。
・ゆえに、自分探しループ地獄。
・患者に共通する思考
[私達の「過去」は悪かった_または「今思えば」とても良かった。
一番最悪なのは「現在」!「今幸せではない」ことだけは確かだ!
しかし、「未来」には最高で、私達の求める幸福がある!
今を生きるなんてとんでもない!]
[ああっ、それにしても たったひとつの確かな、
震えるほどの「ホンモノ」が欲しいっ!
それが何か未だにわからないけど]
・あなたは足りない、欲しいという衝動にかられているのに
何が欲しいかわからない経験がないだろうか?
叫びだしたくなるのに何を叫べばいいのかわからない経験がないだろうか?
それはきっと「ホンモノ」を求める気持ち。
「ホンモノ」とは何か。リアリティー。振り向かない理想の女。理想郷。
「自分が自分である必要性」
変わったり消えたり離れたりしない「確固たる芯、ブレない軸」
・他者との共感性の欠落からなる現実感の希薄なキッドと彫刻家(紙人形・自分だけ起きている)
猫の死体を「ホンモノ」と呼ぶのも、削るのも加害者側(物事を支配する側)に立ちながら
同時に「自分はすでに世の中によって殺された」と感じていた。
・毛玉女が欲しがったもの「けして手に入らない・存在しないもの」
現実では得られないことに価値を見いだしているので永遠に手に入らないし
手に入ったとたん価値がなくなる病気。
・ゆえに幸せ探しループ地獄。
・自分が最高で完璧で万能で絶対的な安らぎと高揚感と安心感が得られる場所など
胎内に逆行する以外にない。
・じゃなきゃ脳内麻薬ドバドバを求めて枯れ木マンのように
・しかし、もしホンモノが実在して、絶対的で莫大な幸福感を手に入れたら
きっとその人は「選ばれしホンモノを知る人間」として傲慢で不幸な人間になるだろう。
「ホンモノ」以外の感動や美しさはカス程度にしか感じなくなるからだ。
・現代のクジラはキドの考えるクジラと真逆のカタチかもしれない。
巨大な無条件で包み込む(えらい!と生きてるだけで褒めてくれる)
母性の塊のようななにかかもしれない。先生がやろうとしたのはそれ。
・クジラとは、生きがい・自己肯定・選民意識の詰め合わせお徳用パック。
永久保証付き。疑似恋愛感情も備えてたら完璧。
・患者達のカルテに描かれている病名は「自分病」
自分探し行方不明者。
・自分の背中を見ようとしてその場でグルグル回ってる人達。
それにしても、ホンモノはどこにあるのか。
ああっ、クジラ雲だっ!みんな飛び乗れ!
キッドが破壊によって自己証明したがるのは、
裏返せばまだ崩壊していない世界に住んでいるから。
・毛玉やサラリーマン達が住んでいるのは
既にクジラが暴れまわってすでに「崩壊後」の世界。
あまりにもクジラが溢れすぎてクジラになって記憶に残ることもない時代。
もう地盤が揺れているから揺るがすこともできない。
キッドと違って壊したいものも反抗する相手もいない。
不自由でもないしお金で買えるものは手に入る。
・だからこそ、限界が見える。虚無が襲ってくる。
・なにもかもあるからこそ逆になにもない。
・破壊衝動も願望も自己に向かっていく。
・ゆえに、自分探しループ地獄。
・患者に共通する思考
[私達の「過去」は悪かった_または「今思えば」とても良かった。
一番最悪なのは「現在」!「今幸せではない」ことだけは確かだ!
しかし、「未来」には最高で、私達の求める幸福がある!
今を生きるなんてとんでもない!]
[ああっ、それにしても たったひとつの確かな、
震えるほどの「ホンモノ」が欲しいっ!
それが何か未だにわからないけど]
・あなたは足りない、欲しいという衝動にかられているのに
何が欲しいかわからない経験がないだろうか?
叫びだしたくなるのに何を叫べばいいのかわからない経験がないだろうか?
それはきっと「ホンモノ」を求める気持ち。
「ホンモノ」とは何か。リアリティー。振り向かない理想の女。理想郷。
「自分が自分である必要性」
変わったり消えたり離れたりしない「確固たる芯、ブレない軸」
・他者との共感性の欠落からなる現実感の希薄なキッドと彫刻家(紙人形・自分だけ起きている)
猫の死体を「ホンモノ」と呼ぶのも、削るのも加害者側(物事を支配する側)に立ちながら
同時に「自分はすでに世の中によって殺された」と感じていた。
・毛玉女が欲しがったもの「けして手に入らない・存在しないもの」
現実では得られないことに価値を見いだしているので永遠に手に入らないし
手に入ったとたん価値がなくなる病気。
・ゆえに幸せ探しループ地獄。
・自分が最高で完璧で万能で絶対的な安らぎと高揚感と安心感が得られる場所など
胎内に逆行する以外にない。
・じゃなきゃ脳内麻薬ドバドバを求めて枯れ木マンのように
・しかし、もしホンモノが実在して、絶対的で莫大な幸福感を手に入れたら
きっとその人は「選ばれしホンモノを知る人間」として傲慢で不幸な人間になるだろう。
「ホンモノ」以外の感動や美しさはカス程度にしか感じなくなるからだ。
・現代のクジラはキドの考えるクジラと真逆のカタチかもしれない。
巨大な無条件で包み込む(えらい!と生きてるだけで褒めてくれる)
母性の塊のようななにかかもしれない。先生がやろうとしたのはそれ。
・クジラとは、生きがい・自己肯定・選民意識の詰め合わせお徳用パック。
永久保証付き。疑似恋愛感情も備えてたら完璧。
・患者達のカルテに描かれている病名は「自分病」
自分探し行方不明者。
・自分の背中を見ようとしてその場でグルグル回ってる人達。
それにしても、ホンモノはどこにあるのか。
ああっ、クジラ雲だっ!みんな飛び乗れ!